エブリリトルシング

エブリリトルシングと言っても持田といっくんのELTじゃないですよ。紀伊国屋サザンシアターでやってる人生を変える6つの物語って舞台です。お目当てはもちろん青谷優衣。FANTASISTAから唯一の出演もA公演B公演両方出るんで、この日2公演両方見てきました。舞台を見るのは去年の11月のクリスマスファンタジー以来です。この日は高速で事故渋滞があったから着いたのがギリギリの10分前、なんとか間に合ったから良かったけど。日曜日ってこともあって客席はほとんど埋まってました。何がびっくりしたかって女子の多さ、8割くらい女性なんでいつも行ってる現場と全然雰囲気が違います。
以下ネタバレ含みます。
ロビーには大量に花が。井上和香宛の花がやっぱ半端なく多くて、結構有名どころも。優衣宛の花は小さいのが一つだけだったのでちょっと寂しくもあり。そういえばファンタサポで花贈らなかったのね。新参の自分には話が回ってこなかったと勝手に思ってましたが、サポで花贈ろうぜ的な話しも出なかったってことなのかな?まー誰が音頭取るとかとか難しいけど。あとで思えば贈れば良かったと後悔。って今からじゃもう遅いのか?そんなこんなで速攻開演。エブリリトルシングだけあってELTの曲がBGMでバンバン流れてます。アーティストのEvery Little Thingは大好きなのでこの選曲は素直に嬉しかったですね。それと曲名が分からなかったのですが、I WiSHだか川嶋あいの曲も流れてたような。14時からのA公演で「クワガタと少年」「彼女はいつもハーティーに」「ビジネスカード」「ボクはクスリ指」、18時からのB公演で「クワガタと少年」「ランチボックス」「アフター・ザ・プロム」「ボクはクスリ指」ってことで一つの公演で4つのストーリーが展開するんですが、ストーリー上リンクしてるところがあるんで、AB両方見てようやくつながりが分かる感じ。ってか両方見ないとストーリー全体が把握できないと思っていいかも。自分は原作になってる小説は読んでなくて、予備知識も全くないまま行ったんですが、AB両公演を見ることでストーリーはなんとか理解できました。途中眠くなるようなこともなかったし(←これ重要)。優衣も含めて出演者は重複した配役やったりしてるので一人二役とかザラ、出演者も多いので初見で誰がどの役とか全部理解するのが大変。しかも自分の席は最初のA公演は15列1番、一番端っこだったので目が悪い人からすればちょっと見にくかったです。次のB公演は11列12番だったのでどセンターってことで楽しめたので良かったですが。優衣はもちろん分かったけど他は誰が誰だかこんがらがりそうでしたね。1,200円のパンフ買って相関図とかじっくり見ないとつながりを把握するのが難しかったので、買えば良かったと後で後悔。肝心のストーリーですが、バックのスクリーンでアップの映像見せるとか、椅子を効果的にいろいろなセットに見せて使ってるところが良かったですね。ストーリーが4つに分かれてるからと言っても途中で緞帳降ろしてセットチェンジするわけでなく暗転した中でやるってのはいい流れだったと思います。衣装チェンジもスムーズだったし。効果音は基本スピーカーからなんですが、それに合わせて体を動かせてるのがスゴイ。PAさんが音出ししてるのか音は流しっぱなしで役者が全部それに合わせてるのか、いずれにしてもこのシンクロは舞台ならでわですね。この日は3日目ってこともあって、AB公演とも2回目、役者さんたちも余裕が出てきたのかアドリブが結構ありました。個人的に野球部監督がツボ、いい演技してました。優衣は2つのストーリーに出演。個人的には最後のみどりのライバル桜子役のツンデレ具合が良かったです。素の優衣に近いようなイメージに感じました。こっちの勝手なイメージかもしれませんが、優衣って普段こんなんだろうなぁって思わせる演技が出来ることが優衣の魅力だよね。あとはダンスシーンもあったりで男と一緒に踊ったりしてるのにはちょっと妬けましたが。優衣は声量、安定感とも抜群。きちんと役に入ってるのが素晴らしい。ただ声がかすれてる人(3日目なのにってイジられまくり)がいたりでインパクトには欠けたかも。台本通りに役を完璧にこなせるのは当たり前のことのようでスゴイことだと思うしいいんだけど、もっともっと優衣らしさを出して欲しいってゆうか、アドリブしろとまで言わないけど、舞台は生の演技なんでもっと優衣の色に染まってもいいんじゃないかなと思いました。まぁでも最終日に向けて全部同じ演技ってことはないだろうし、何かしら変わっていったりすると思うんだけどね。お金と余裕さえあれば全公演見るような楽しみ方もしたいけど、ストーリーがめちゃくちゃ面白くて何度も見たいか?って言われるとそこまで…って雰囲気もちょっとあったりして。ちょっと安易に人が亡くなりすぎかな、と。突然亡くなるってパターンがちょっと多すぎたような。と言っても死んだ人がまた出てきて喋ったりってのは上手く使ってたと思うけど。SFチックな話しはちょっと現実離れししぎちゃってたし、他が現実的だっただけに。そして一番の問題は話しの時系列がややこしいってこと。子供だったり孫だったり結構長いスパンの話しなんだけど、当時を再現してるのか現代で思い出話を語ってるのか各ストーリーでつながりを理解するのがほんと大変でした。まぁでも優衣が出てる舞台ってことで出演時間的にはストーリー2つなんで決して多くなかったけど、全体的には楽しめたけど。AB両方見てここでつながってたのかってのが分かるのがこの舞台の一番の魅力だと思います。また見れば新たなつながりが見えて面白いとかだったらいいんだけど。両公演とも2時間弱だったんで予想してたよりかは短かったです。てっきり2時間超の舞台になると思ってたので。カーテンコールでの拍手はストーリーごと役者さんが登場。最後に全員集合したとき手を振ってる優衣がかわいかったです。
というわけでAB両公演が終了、ファンタ界隈は思ってたより少なくて10人もいなかったような、日曜日なのに。まぁまだまだこれから公演あるしね。外で出待ちしてる女子がいっぱいいたんで自分も優衣の出待ち、と思ったら結構早い時間に出てきた。優衣はショートパンツにブーツ、Tシャツとストールの結構ラフな格好。相変わらずかわいい。一緒に共演者っぽい子が出てきたけど名前が分からず。後で調べたら児玉絹世って子だったらしい。急いでるのか人が多いからなのか写メはちょっとお断りな雰囲気、もうちょっと撮っちゃったけど。サインならいいですよってパンフにサインをする優衣。しまった、パンフがここで活躍するのか。サインしてもらいたくてもサインしてもらうモノがないし、パンフを買っとけば良かったとまたまた後悔。まぁいい勉強になりました。優衣のサインはみんなもらうのに一緒にいる児玉絹世ちゃんのサインは誰ももらわないとか、ちょっと失礼だったか?制コレのムック本にサインもらってる人もいたりして持って来ればよかったとちょっと後悔。そんなこんなでバイバイして終了。特に理由もなくヲタさんとまったりしてたら出演者がちらほら出てきて、純也先生役の永山たかしさんがヲタ軍団の我々にも深々とお辞儀をしてお疲れ様でしたと言って行きました。こんな見た目おっさんな人たちなのに。外で出待ちしてる人たちほぼ全員にお辞儀してったのでほんと素晴らしい役者さんだなと思いました。というわけで本日は終了。次の現場はどこになるかな?