勝負の世界

スフィアリーグの感想を。今回も現場を見てませんが、あっちこっちを巡回しながらほぼリアルタイムで現場の熱だけは感じ取ったつもりで書きます。
やっぱり予想とは全然違ってました。時間軸通りに書いていこうと思います。まずはリザーブから。予想(希望)としてはヤンジャンとASAIに上がって欲しかったけど、四谷の新加入の選手がそこそこうまいらしく2連勝でリザーブ脱出。ASAIは1勝1敗で2位通過、山口百恵は個人的にまったく興味なし(プレイヤーとしてではなくタレントとして)。ヤンジャンは2敗でリザーブ残留という非常に残念な結果に。実はこのヤンジャンは密かに応援してた。だってKONANがいるから。実はSOUL TIGERってグループを生で見たことがあって「scream」歌ってるのを2回ほど聴いたんだけど今でも耳に残ってるんだな、これが。どっかに着うたないかなと探してるんだけど。歌いながら踊れる第2のSPEEDになれるかと思ってたのに。ヤンジャンはまたリザーブだけどこれからも応援してます。
組み合わせ抽選も全然予想と違う展開に。抽選1番のガッタスが当然第1試合を選ぶと思ってたのに第3試合に。第1試合ってのは準決勝までの時間があいて休憩時間が一番とれるおいしい位置のはずだけど、開会式直後を嫌ったのか、1回戦から準決勝まで時間が空きすぎるのを嫌ったのか、たぶん前者かな。抽選2番手のチードリがガッタスと別ブロックに行ったのは予想通り、年間総合優勝のためにもまずはポイント稼ぎでガッタスとは別ブロックでしょう。次がカレの抽選だったんだけど、ここでガッタスと同じブロックの第4試合に。これはどういう意図があったんだろう、ガッタスとは決勝で当たりたいはずだし髭ならドリームとのリベンジで1回戦からぶつけると思ったのに。準決勝でガッタスと当たる第4試合を選んだ理由は野田社長小島くるみのブログで後日明らかにしてくれるかな?ミスマガはあいている第1試合へ、この辺はいきなりぶつけてくるような真似はしないし順当でしょう。蹴竹がミスマガ戦を、ザナドゥーがカレッツァ戦を選択。これはそれぞれがやりやすい相手を選んだ結果かな、やっぱりアウェイ感が強いのか初戦ガッタス戦は避けられる傾向にあるようです。で、ここで今回から待望のトップリーグ昇格のFANTAですよ、新キャプテンの丸山葵が選択したのはドリーム戦の第2試合。ガッタスとやりたいって言ってたのになんで?まぁ特に理由はないのかもしれない。で、残ったチャクチャクが第3試合でガッタス戦と。ガッタス、チャクチャク、カレッツァザナドゥーと昨年夏の冒険王リーグベスト4が同じブロックに。逆ブロックはミスマガ、蹴竹、FANTA、ドリ。ドリにとって楽な展開になったかなと、そしてチャクはまた厳しい試合になりそう。でもこの抽選順ばっかりはどうしようもないからな。
ミスマガ対蹴竹は蹴竹が先制するも溝口のハットトリックで3-1でミスマガの勝利。溝口頼りなのはしょうがないにしても1stステージより助っ人抵抗感みたいのはなくなってきた気がする。そもそも蹴竹や四谷あたりは華になるような選手がいないから常にリザーブにいてほしいチーム。やっぱりミスマガの13番はいないんだね、本業が忙しいのかもしれないけど、フットサルはもうやらないのかな。なんかスフィアリーグはいつも混戦模様みたいな言われ方するけど、結構実力差が出てきているのかもしれない。
第2試合はトップリーグ昇格うれしいFANTA対小力監督のドリーム。チードリ20番宇津木はハーフラインからほとんど超えずアシストに回っていた模様、3番阿部絵理恵や4番高本彩がまた一段とうまくなっていて終始ドリームペース。FANTA2番佐々木蓮のポスト直撃の惜しいシュートもあったようだが結局0-0でPKに。綺麗に勝とうとした結果、宇津木は点を取りにいかなかったのか、お前これ以上点とるなよ的な政治的な何かが働いたか、前者であって欲しい。そんな中でのPK戦はただただFANTAの勝ちを祈るのみ。SLAM DUNKの湘北綾南戦の後半で安西先生が「これは落ちるのを祈るのみ」と同じように。祈るのみ。もう負けて泣いてる姿は何度も見てるのでそろそろ勝って喜んでる姿を見たい。ゆーいの喜んでる顔が見たい!だったけど、FANTAは結局誰も決めれずドリの勝利。この1回戦に勝てば優勝までいけちゃうんじゃないのかくらいに思ってたし宇津木にバンバン点とられてコテンパンにやられたのならまだしもPK負けってのが悔しい。
続いてガッチャク戦、コレティは毎回怪我してるみたいに言われるけど今日も調子悪いのかベンチスタート。その代わりと言ってはなんだがみうなが大活躍。もともとつかみどころのない性格っぽいイメージだけどかなりアグレッシブに攻めてた模様。その積極性や良し。チャクはチームとして組織的にまとまってきているようだがやはり攻め手に欠けるというか得点力に欠ける印象。無失点記録を継続中のゴレイロ三宅のせいで余計にそう思うのかも。で、またPK戦。正直ここはガッタスが負けてでもチャクに上がって欲しかった。ガッタスは総合得点でトップを走る分、他のチームが上に来て欲しいって意味で。もちろん大好きな愛子ちんという個人的な趣味もあるのだけれど、でも応援するチームなんてみんな個人的な趣味だよね。しかし結局はこんこんのセーブでガッタスが勝ち抜け、ガッタスはまた1回戦PK勝ち、ガロッタスで里田も言ってたけどもっと「大勝」して欲しいなー。PK戦が多いと飽きる。
1回戦ラストはカレ対ザナ。小由里の加入で前評判が高く優勝予想にも上げたザナだけど、個々の戦力としてはかなりのもののはずがチームとしてうまく機能しているかってところが鍵だったかも。1対1というか個人の実力をトータルするとザナの方が上だったとしてもカレッツァのチーム力ってのは小島や井本、長谷川を中心にまとまった感があって、チーム対チームになったときカレッツァが上をいった印象。ヒカ碁におけるヒカルのプロ試験での和谷戦でヒカルが和谷の上をいったくらいの感じかな。それくらいカレッツァのチーム力はザナの上をいっていると思う。小由里がチームに馴染めば今後は?とも思ったけど、小由里が馴染んでもらいたいチームはザナじゃなくてチャクでしょう、と思っている人も少なくないはず。ザナ(小由里)の今後の活躍はあまり考えたくないな。それに慣れるのは時間がかかりそう。本人もサポーターも。でも本人はすぐ馴染んじゃったりするんだろうな。結果は1-0でカレッツァ
正直組み合わせが分かった直後、蹴竹には勝てるだろうと思っていたFANTAの降格決定戦。結果から言うと1-0で蹴竹の残留が決定。FANTAはリザーブに逆戻り。うーん、どうすればFANTAは勝てるんだろう。ゆーいのポストプレイもあったみたいだけど、まだ個人技で得点できるレベルじゃないよね。やっぱり点を取れるスターがいないとファンタジスタにはなれないんだよね、その役目は6番青谷優衣だと信じたい。現状FANTAはパスワークとか戦略とか他のチームに比べてできていないことが多すぎるのかもしれない。やはり急激にうまくなるようなことはないのかもしれないけど負けっぱなしで終わってほしくない!と思ってるんだけど新キャプテンの丸山葵はどうも能天気な印象が。大丈夫かなぁ、この先・・・。
もう一つの入れ替え戦はなぜそっちに移籍した半田小由里のザナ対かつてのチームメイト元CHOOP小由里がフィクソだったらしく庄子vs半田の1対1とか、小由里のシュートが愛子ちんの顔面に当たったりとかいろいろあったみたいだけどこれは映像見ないとわからんね。ついにここでしょうこたんのスフィアリーグ無失点記録が途切れた模様。個人の能力ではリーグでもトップレベルのはずのザナはなんとかPK戦の末勝利。バリボー5の監督はPK戦で活躍。あ、そういえば今度のハロモニにも登場だ。なんかあっちこっち見てると仁藤優子の奇跡のゴールみたいに書かれてるけど、誰?この人。って年齢は34?いつの時代の人ですか?良かった、これを知らないってことはまだ若い感覚を残してる。といい方向に考えよう。チャクは残念ながらリザーブ逆戻り。っていうか次回のリザーブヤンジャン、FANTA、チャクチャクとかどのチームもトップリーグに来て欲しいんですけど。
準決勝でミスマガ対チードリ。1回戦の戦いっぷりから溝口が宇津木を封じ込めてあっさり決勝進出もありえると思っていたけど、予想外にドリームのチーム力が機能してた。溝口は宇津木に抑えられ、阿部や高本をミスマガに抑える力はなく2-0でチードリの勝ち。もう1回やってもチードリの勝ちでしょう。そのくらい勝負付けがすんでしまった感。正直ミスマガとドリームはそれほど力差はないかなと思っていただけにこの結果は意外。うーん、完全に実力差が出てきちゃったな。何はともあれドリームが2大会連続決勝進出。
準決勝第2試合は公式戦では久しく見なかった因縁の対決、ガッタスカレッツァガッタスのライバルはカレッツァで、カレッツァのライバルはガッタスだったからこそ、閉会式でお互いのキャプテンが「決勝はガッタスとやりたい」「決勝はカレッツァとやりたい」と言っていたのはただのマイクパフォーマンスだったのか、今はもう3強時代に突入しドリームがその1角であることをカレッツァが認めたのか、なぜか準決勝で対決が実現したこのカード。実力伯仲の両者が激突すれば名勝負は必死、PK戦も致し方ないかなと。お互い一番良く知ってる相手だからこそ緊迫した好ゲームになる。そんな中、是永とあさみのワンツーが見事に決まったらしくこの得点シーンは早く映像で見たい。あとののがまたエリア外でキャッチしたとか、よっすぃーが裏でののに「辻ぃ・・・今回はアグレッシブに取りに行った結果だ、OKだ」とSLAM DUNKのゴリ並に頭をなでていることを期待したいと思います。結果は1-1でPK戦の末またもカレッツァの勝利。そういえば1月のGyaOカップでもカレッツァガッタスPK戦で下してるね。やっぱりガッタスカレッツァスフィアリーグの永遠のライバルであるべき存在にあると思う。それほど2チームの実力は均衡してるからこそその戦いは決勝であって欲しい。例えドリームの台頭で3強と呼ばれようともガッタスカレッツァだけは永遠のライバルであるとお互いが思っていて欲しいなと思わせる試合でした。
決勝はドリーム対カレッツァカレッツァは決勝進出時点で総合ポイントで1位になることが確定。宇津木は試合開始後すぐに足を痛めた模様。一方カレッツァ長谷川桃を怪我で欠く状況。構図としてはドリーム対カレッツァというより宇津木vs小島ってなりがちだけど、チードリは宇津木以外もほんとに成長していると思う。阿部の今大会2得点はそれを証明しているでしょう。結果2-1でドリームの初優勝。
前から思っていたことだけどやっぱりフットサルあるいはサッカー経験者がいきなり加入して活躍することは少なからず抵抗がある。今回の宇津木の活躍も小由里のザナへの移籍もそうだけど、例えば純粋なdreamというアーティストのファンは宇津木の活躍を喜んでいるだろうか。そしてチードリの優勝を喜んでいるだろうか。スフィアリーグはあくまで芸能人のフットサル大会なんであって、タレントではない一般クラブチームに所属していた経験者が加入しいきなり活躍することに疑問を感じる。あくまでフットサルの前にタレント活動があってこそだと思う。その辺の線引きが難しいのかもしれないけど、例えばチーム加入後1年間のタレント活動後、スフィアリーグに出場できるとか。1年は言い過ぎかもしれないけど、大物経験者の加入で勝ち上がって意味があるのか?確かに勝負の世界だから勝たなければ意味がないのかもしれない。チームの経営者から見れば勝ってなんぼの世界だろう。だから今回の小由里の移籍のようなこともあると思う。でも「新しい人雇って、それで勝ってなんの意味があるんですか?」王様のレストランのオーナーの原田禄郎(筒井道隆)のように千石さん(松本幸四郎)に言いたい。宇津木にしても小由里にしても、小島や是永みたいに時間がたてば慣れるだけなのかもしれない。都大会のために一般クラブチームに所属するかスフィアリーグ内のチームに所属するか、経験者は1人までとか暗黙のルールがあったのかもしれない。でもやっぱり今回のドリーム優勝だって宇津木のおかげって思っちゃう部分もあるからなんか喜べないっていうか素直に良かったねって言ってあげられない自分がいる。確かに経験者の加入によってレベルの高いプレーが見れたりするのかもしれないけど、それを見たかったら都大会に行け!だよね。経験者加入が全て悪いと言ってるわけじゃないし加入によって同じチームに上手い人がいることによって成長できることもいっぱいあると思うからいいことなんだ、と思いたいけど。自分の好きなタレントが一生懸命フットサルやってる姿がただ好きだったファンにとっては経験者の加入は寂しい部分もあるのでした。現実的な話し、レギュラー取られたりとかね。例えば経験者抜きでスフィアリーグを勝ち上がってくるチームがいたらかなり好感持てますね。あくまで芸能人フットサルリーグなんだからまずタレント活動ありきのフットサルってところを応援したいと思います。
次は5月11日に代々木で4thステージ。現在の総合得点はカレ9点、ドリ8点、ガッタス7点、ASAI3点、ミスマガ2点、ザナ1点か。やっぱり上位3チームから優勝が出そう。まだあと3ステージで半分終わっただけだからこれからもっとおもしろくなることに期待したいと思います。というわけで書き疲れたのでこの辺で。